お茶と中院
中院は、「河越茶・狭山茶発祥の地」としても知られています。
慈覚大師円仁和尚が、当山開山の時、京より茶の実を携え境内に薬用として茶を栽培したのが始まりで、その後河越(川越)や狭山の各地で広く栽培され、当地の名産となりました。
境内には「狭山茶発祥之地」という石碑が建てられ、川越藩所縁の遠州茶道宗家家元の献茶式も行われています。
島崎藤村所縁の茶室『不染亭』では茶会が随時開催され、茶の文化がここに受け継がれています。
また、茶道を多くの方々に楽しんでいただきたく、住職主催の茶道教室も開かれています。
中院の茶会は本堂や大書院でも開催され、裏千家十六代家元 千宗室様、川越所縁の遠州茶道宗家家元 小堀宗実様、茶道裏千家淡交会記念茶会等公的な茶会のみならず、蛍火茶会、月見茶会、茶道入門教室、茶道と座禅教室等、枚挙に遑がない程行われています。